▼調査、施工計画
工事を開始するにあたっては、現場へ赴いて地形や地質、資機材搬入方法など、各種調査を行います。こうした調査結果を元にしながら、工程や工事手法を検討の上、工事計画書を作成します。
▼仮設工事
送電線建設工事を行うには、現場まで資機材を搬入する運搬路が必要なため、その道路づくりを行います。現場が山の中腹など、運搬路を作ることが難しい場所では、資機材を運搬するロープウェイを設置する場合もあります。
▼基礎工事
鉄塔を建てるための基礎工事を行います。重機で地面に穴を掘って、台風や地震などでも倒れないように、強固な基盤を作ります。
▼鉄塔組立工事
大型クレーンなどを使って、鉄塔の材料を組み立てていきます。鉄塔の高さは25mぐらいのものから、巨大なもになると100mを超えるものもあります。
▼架線工事
鉄塔と鉄塔の間に電線を張っていきます。この工事を架線工事と呼びます。
▼保守・点検
送電線鉄塔は建てて終わりではなく、定期的に点検を行い、必要な場合には補修工事などを行います。規模が大きなものになると、鉄塔そのものを新しいものに建て替えたり、電線を張り替えることもあります。