社員インタビュー

鉄塔を組み上げて、一番上まで
登ったときは気持ちがいい。

電工 2016年入社

T・S

T・S

研修のときは10mぐらいまでしか登れなかった。



当社は入社をすると、約1か月間の研修があります。他の共同会社さんと合同でやる研修なのですが、鉄塔に登る練習や電線に乗る練習、安全に対する講習なども含めて、1か月間みっちりやります。研修用の鉄塔があって、そこで横移動の練習とか、カマ打ちと言って、電線を良い貼り具合にするために電線にくさびみたいなものを打つんですが、その練習など、色々やりますね。実は私、研修のときにあまり上まで登れなかったんです(苦笑)。10mぐらいまでしか登れなくて。でも、仕事では登れたんです。やっぱり気持ちの問題だったんでしょうね。こんな私が言うんですから“高さ”については大丈夫です、本当に。慣れますから。あと、当たり前ですが、落下防止のための安全対策は二重にやっているので、落ちることは絶対にありませんので。研修後、現場に配属されるのですが、私は1か月ぐらいは鉄塔に登ることはありませんでした。まずは現場で作業道具の準備を手伝ったりしながら、先輩方が仕事ぶりを見て、高所作業時の動き方や仕事の進め方などを覚えていきました。





「腕じゃなくて、足で登るんだ」と教えられて。

初めて登ったのは高さ40mぐらいの鉄塔でした。電線に付いている付属品があって、「それを外してみるか?」と先輩に言われて。先輩が一緒に登って、まずはやってみせてくれて、それを参考にしながらなんとかできました。
最初の頃は、高さに対する怖さもそうなんですけど、鉄塔に登るということ自体が体力的にきつかったですね。登るときにどうしても手に力が入ってしまう。なので、腕がパンパンになってしまって。でも、先輩から「腕じゃなくて、足で登るんだ」と教えられて。それを意識して登れるようになったら腕も全然疲れなくなりました。入社時は体の線も細かったんですけど、この仕事をやるようになってから体力がついてきましたし、体つきも「ごつくなった」と友達に言われます。
この仕事は大変なこともありますが、でも、鉄塔を組み上げて、その一番上まで登ったときは、やっぱり気持ちいいんですよね。これは他の仕事では味わえない、この仕事をやっているからこその醍醐味だと思います。






泊まりの現場では先輩へ色々聞けるチャンス。

先輩はみなさん優しいですね。もちろん仕事をしているときは厳しいときもありますけど、それは当たり前のことなので。私たちの仕事は一瞬の気の緩みや雑な仕事が、ケガや事故につながってしまうことにもなりかねませんから。
遠方の現場などになると、2週間程度ホテルや旅館に泊まって、そこから現場へ通います。私はこれが好きで。現場が近いので、朝ゆっくり眠れて通勤が便利(笑)ということもあるんですが、こういうときに色々と先輩に聞けるんですよね。夜、一緒に飲みに連れて行ってもらったり、ホテルの部屋で飲んだりするときに、そこで仕事について分からないところを聞いたり、相談させてもらっています。仕事をしているときも聞くのですが、現場だと時間も限られているので。こういう時だとゆっくりと話を聞くことができるので、まだ経験の浅い自分にとってはとても貴重な時間になっています。